学校のイスに座ってるだけでは東大に行けないのと、外国に住んだだけでは言語を話せるようにならないのは同じ理屈

海外に来て、1年。

日本以外の国で暮らす上で、語学の勉強というのは切っても切り離せないものだし、言葉が好きな私には、とても興味深いものです。言葉について考えるのが好き。

フランスに住んでいる日本人の間でも、やっぱりフランス語に関する話題は尽きないものだし、日本にいる友達からはよく「もうフランス語ペラペラじゃないん?」と言われる。

でも、最初に一言言っておきたい。

「外国に住んでいるだけでは、言語を話せるようにはならない。」

これは、海外に住んでいる方は、誰でも思ってることだと思うけれど。

住んでるだけで、自然に話せるようにはならない。

これは、「学校のイスに座ってるだけでは東大に行けない」ことと原理はだいたい同じです。要は、努力が必要だということ。当たり前なんだけど、勉強しないと話せるようにはならない。

なぜ住んでいるだけでは話せるようにならない?

同じ学校に行って、同じ時間をかけて同じ授業を受けている生徒たちが全員、同じ点数は取れないですよね?同じ先生から授業を受けても、生徒によって点数にムラが出ますよね?

だからその流れでいくと「高校を卒業おめでとう!じゃあ東大いけるんだ、すごいねー!」とはならないですよね?

外国に住んだだけでは言語を話せるようにならないのは、それとだいたい同じことです。

だから住んでいる年数では、言語能力は測れない。

言語への興味、習得しようとする努力、かけた時間、勉強の仕方、、実践できる環境、実践しようという度胸(最後のこれ重要)。それらのいろいろな要素が組み合わさります。それを肌で理解しないと、グッと言語が伸びることはないと思います。

マッチする勉強法は右脳人間か左脳人間かによって違う

学習要素の中の一つに、勉強のやり方を選ぶ必要があります。これは、人によって合うものが違います。

学校の授業より、人と会話するなどひたすら実践で伸びていく人、学校での勉強で書いて覚えるのが一番定着する人、映画や音楽をリスニングするのが一番の理解につながる人。それぞれ違います。

みんながみんな、フランス人とたくさん話すことで、その分語学力が伸びる!というわけではないのです。

ちなみにこの勉強のやり方の向き不向きは、自分が右脳人間か左脳人間かを知ることで、ある程度測ることができます。

自分が右脳か左脳か知る方法はたくさんあるのですが、

例えば一つめ。両手の指を交互に絡めるようにして組んでみてください。このとき一番上にくる親指が、右か左どちらかであるかを確認してみましょう。

二つめは「腕組み」をしてください。 そして、左右の腕のどちらが上にありますか?

これ、右指、右腕が下に来ていれば右脳派、左指、左腕が下に来ていれば左脳は、混ざっている人は中間派です。

右脳派なら感性の脳なので、人と話したりする実践で伸びていきます。左脳派なら理論的な脳なので、机に向かって学習することが結果近道に。中間派ならそれを混ぜ合わせるといいようです。

フランス語を話せなくても余裕で生活はできる

フランスに関しては、みんな様々な理由で渡仏してきています。

音楽留学、料理の勉強、絵の勉強、駐在、ふらっと来た(多分私はこの部類??)など。

そのために来ている人は、それぞれひたすら専門の技術(楽器の練習とか絵を勉強するとか)を習得することに時間をかけますし、別にフランス語を学ぶことに興味がないという人もいると思います。それならそれでいいんじゃないかと思います。

正直、言葉を話せなくても、余裕で生活はできます。英語もフランス語も話せなくて、日本語だけを話して何年も住んでいる人も、結構いる。

買い物はものを選んでレジに並んで、表示された金額を払うだけ。特に絶対話さなければいけないと言うこともありません。あとは日本人とずっと遊んでいれば、別に楽しく数年はあっという間に過ぎていきます。

また、例えばフランス人の彼氏がいるなどの環境があっても、日本語や英語で話す人もいます。結婚して何年も経つ夫婦でも、日本語や英語で話しているのでフランス語が全く話せないという人を、私ですら20組以上知っています。

逆に英語を話せても、英語は封印して頑張ってフランス語で話そう!と努力している人もいます。そういう人は1年でもかなり話せるようになります。

英語を話せる人はフランス語の上達が比較的早い

そもそも論として、英語が話せると、フランス語の上達は比較的早いと言います。

理由は、語学の勉強を1度しているので、言語の学習法を自分の中で確立できているということと、英語とフランス語が似ているので(英語はフランス語から作られた、とフランス人は絶対言う)覚える手がかりを持っているということです。

でも、そこで英語に頼って日々思考したり、生活したりしすぎると、いつまでたっても話せない。

英語を封印して、つたなくてもフランス語で話すように日々心がけていると、だんだんと伸びてきます。

わたしはよくフランス語でわからない言葉があると、当てずっぽうで英語の単語をフランス語っぽく発音したりします。笑 それで、たまたま当たって通じることもあれば、「なに言ってんだこいつ」みたいな顔をされることも。あとは、実践する度胸です。どれだけ勉強してもやっぱり話すのが怖いと思ってしまうと、実践する機会を自分で減らすことになるので、特に伸びることはありません。

実践する機会を作る

実践する機会なんていくらでも作れます。フランス人は話が好きな人が比較的多いので、スーパーで世間話を一ふれば十八くらい返ってくるし、道端で割と笑顔で歩いていたら絶対話しかけられます。(1日3回は老若男女問わず話しかけられる・・・。)言語交換のイベントなんてそこらじゅうで開催されているのでそれに行ってもいいし。

わたしの知り合いで、かなりフランス語が話せる人と一緒に居て驚いたのですが、彼女は本当に積極的に会話をしようとします。人とすれ違いざまにぶつかった時も「すみません。」だけでなく、「すみません、マダム大丈夫ですか?カバン素敵だけど傷つけなかった?」とか。日本だったらちょっと変な目で見られそうだけど、こちらなら結構自然だし、そこから会話が弾みます。

店舗で店員に声をかけられた時も「見てるだけです、ありがとう。」だけで終わらせるのではなく「ありがとう!この商品とっても素敵ね!新商品なの?色違いはあるの?わたしここ初めて来たわ!」とか、相手と会話しようとする姿勢がすごく印象的で、見習おうと思いました。

私は、家で日本のクライアントの方と仕事をしているので、学ぶ時間や、実践する時間が圧倒的に少ない。意識しないと、ほぼ皆無です。だから上記のことを実践しようと思って心がけてはいます。

メソッドとかだい逸れたものを伝えることは、プロでもなんでもないのでしないけれど、でも、ここに書いた語学習得のための理屈や心持ちって、メソッドとかより大事な気がします。

最後に、メソッドや理屈やなんやらかんやらと全く関係なく言語が得意な人。

子どもです。子どもの言語習得は本当に早い。びっくりします。

わたしの友達は、フランスに来て1年。小学生の子どもが2人いて、フランスに連れてきているのですが、もうペラペラです。子どものレベル的にはほぼネイティブ。

私とその友達(韓国人)が学校でフランス語を一生懸命聞いたり書いたりして、やっとちょっと覚えて、なんとか会話をしている横目で(恋愛の話とか家族の話とかなんでも話をするけれど、なんというか、混み入った表現はできない。)子どもはぺちゃくちゃフランス語で話しかけてきて、挙げ句「ママたちってなんでそんなにフランス語話せないの?」。無邪気な質問が大人の胸に刺さります。

子ども最強説。

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です