パリはどこに住めばいい?オススメ地区とアパートの特徴

パリに来てから、何度か引越しをしました。
パリは20区に分かれていて、区(カルティエという)ごとに特色があります。
パリジャン、パリジェンヌたちは、自分の住んでいる区に誇りを持っていて、その区にしか住みたくない!というこだわりを持っている人は少なくないです。
もしもパリに住むなら、どこがいいか?悩ましいところだと思います。
私も最初来た頃は、土地勘も全くないので、どこに住めば良いか全くわかりませんでした・・・。
どこが治安がよくて、どこに行ったらやばい奴←が多くて、観光地は何区にあるなど何もかもわからず、けっこう困り果てていました。
オススメできるのはやっぱり自分が住んでいたところ。4区、15区、16区。
住んでなかったら話せないっていうのもあるけど、誰に言っても「めっちゃいい!!!」と言われる区(カルティエと言います)なので、自信を持ってオススメしたいと思います。
ただ、予算とか、どんな生活がしたいかによって理想って変わってくると思います。
この区に向いている方は、予算が平均700ユーロから1200ユーロくらいで、パリを感じながら穏やかに暮らしたいという方にオススメかと思います。
ちなみに、私は部屋探しがけっこう得意なので(自称)、低予算でいい部屋を見つけられます。ってことは、この平均より安くていい部屋ももちろんあります。という感じです。
改めて、私が住んでいたのは住んでいた順番にいうと15区、16区、4区。
ラッキーなことに、いいところばかりです。
15区は基本的に住宅街。観光地的なものは何もないけれど住みやすい、と言われています。エッフェル塔もほど近く(場所によるけど、徒歩10分くらいで見える。)、スーパーやカフェ、レストランが充実。落ちついた雰囲気で治安もよく、ファミリー層が多いので和やかな雰囲気です。
日本人の駐在員も結構住んでいる地域です。
私は「la motto-picquet grenelle(モトピケグルネル)」という駅が最寄りのところに住んでいました。ここはMetroも3本ほど走っていて、とても便利です。パリの中心のOperaまでも10分だし、本当に住みやすかったです。その時住んでいたところの、近くのカフェのモーニングが大好きでした。クロワッサンとトーストとコーヒーとオレンジジュース。(フランスのモーニングの定番、こんな感じ。)
洗練された雰囲気のカフェで、そこで友達と話しながら頂くモーニングは絶品でした。(頂く、なんて。言葉使いも自然に上品に・・)
次に住んだのは16区。
16区は高級住宅地と言われています。
実際に住んでみても、ブランドものをちゃんと着こなせているマダムたちがハンドバックを持ってゆったりと歩いている、そんな地域でした。
スーパーの物価も、心なしか、平均より高くなっています。1,1倍くらい。
住んでいたのは「passy(パッシー)」。Passyは治安も抜群なので、夜中に帰っても落ち着いていて安心でした。Crazyな人の割合が高いフランス(個人的に・・・でもそうですよね?)でも道で変な人に会ったこともありませんでした。
パリの中心には少し遠いけれど(でもパリは小さいのでどこでも30分あればだいたい行けるので不便ではない)、住みやすいのでけっこう家でゴロゴロしながら仕事をしていました。
住んでいた家が、全部短期契約の家だったことが理由で、だからけっこう引っ越しを重ねているのですが、気分も一新するし、引っ越しは結構好きです。仕事しやすい空気の家、場所ってなんとなくあるので、新たな場所に移る度に、ステップアップしている気がします。(気だけかな・・。)
日々素敵な家のグレードアップを求めてヤドカリのように(にしては荷物多すぎ。在住1年なのに車2台分荷物ある笑。)移ろっています。
何より家が好きなんです。家はこだわりたい。
フリーランスのため、1日のうちでいる時間が一番長いのが家だということもあり、私がお金を使う価値を置いているところなんです。
ちなみに家は、日本でもそうでしたが、いつも一発決めします。内覧1軒目で、部屋に入って30秒くらいでだいたい気持ちは固まります。一発決めするくらいなのでそれくらいネットサーチの時点で惹かれるってことで(あと面倒くさがりだから)、後悔もなく、いつもとってもいい部屋に住むことができています。
これまで住んで来た家はアパルトマンで、マンションみたいなところ。
パリに来た当初、土地勘が全くない私にフランス人の友人から、家を選ぶときは17-19区を避けた方がいいよと言われました。
あまり治安がよくないそうで。
聞くと、場所によっては赤信号でも止まらずに進み続けたいと思うくらいの場所があるそうです。笑
止まってしまうと、やばい人たちに囲まれる恐れがあるのだとか。。
どんなところだ・・・!
もちろん区でひとくくりにはできないし、住みやすいところもあると思うのですが。そこに住んでいる友達もたくさんいるし、いいところもあると聞いています。
でも最初は何もわからないので、安全パイをとって。北であるそのあたり以外で探しました。
まあ結構引越しているのですがが、
今はパリのど真ん中、4区にいます。
ここはおしゃれショッピングエリアのマレ地区(代官山とか堀江みたいな感じ?)の近くだし、若者の中心地シャトレもあるし、セーヌ川が綺麗に見えるところだし(だからピクニックの場所になることも多い)、めちゃくちゃ便利で住むのが楽しいエリア。
そして住んでいたのは全てアパルトマン。(マンション)聞こえはオシャレだし、建築的見た目もオシャレ。でもいろいろな問題が、、ある。
ちなみにパリのほとんどのアパルトマンの特徴は、
・エレベーターがない
・暖房はあるけど冷房はない(これはアパルトマンに限らずパリの家は全部か)
・換気口とかない。肉を焼くときはアパルトマンの全ての窓全開。
・最上階の夏の暑さは地獄。全裸でも追いつかない。笑
・隣の人の生活音がほぼ全て聞こえる。(泣きながら長時間続く喧嘩の内容も全部聞こえる。)
あれ、ほぼ悪口になってしまった・・・。
エレベーターがないので、テキトーなフランスの郵便局員さんに、1階に荷物置いていかれたこと多数。
物販をやっていてオンライン仕入れをしていると、郵便物が多いのです。
重いオーブンを(20kgぐらい?)1階にぽいっと、置いていかれたことがあった、宅配のおっさんに。。4階にあげるのを「手伝って。」って言ったら、「難しい。」と。。
レディーファーストのこの国で、このおっさん。。と震えたのを覚えています。
(ポストマンパットは大好きだった)
これは、大変だった・・・。これのせいでもうバイヤーのオンライン仕入れをもうしたくない!と思ったもんね。。
あとは冷房は基本ないので、扇風機でやり過ごします。
日本だったらエアコンないって考えられないですよね。でも、ないものはないでやるしかない。 (ないものはない、のこの教訓、フランスでいろんなことから学んだ。)
16区住まいの時は天窓に憧れていて、最上階に住んでいましたが、めちゃくちゃ暑い。服を脱いでも脱いでも信じられないくらい暑いです。
暑さに体制のある人以外は最上階はオススメしません。
あと毎朝屋根に山鳩みたいなのが来て、屋根を全力失踪するので(山鳩って鳩のくせにめっちゃ走るの早い)、うるさくて起きたり・・・。笑
0階(日本でいう1階)も防犯上怖いし(女性はやめといたほうがいいと思う、個人的に)、だから結論としては0階と最上階以外かな。
3階とか、階段あまり登らなくていいし、いいのでは。
一筋縄ではいかないパリ暮らし。でも、クセのあるところが良いのです。それが、愛すべきパリのアパルトマン暮らしなのです。
また他の区の特徴についても、今後書いていきたいと思います。
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