パリ在住バイヤーが語る日本とフランスの文化のちがい!衝撃だったこと5選

バイヤーノウハウ

パリに来て2年が経とうとしています。

(いつも在仏何年か聞かれて困るのです・・日本にいたり、いないときも多かったので。

本当にいたときの合計年数は2年弱くらいでしょうか・・もうわからない。。)

まあ、何年か経つのですが (ふんわりごまかし笑)、

母国の日本と違う国、それもほぼ地球の裏側に住むって面白いですよね。

何が面白いって、文化が違うので、日々ネタになることばっかりです。

友達にLINEで話すと「爆笑!!!」と返ってくることが日々起っています。

私も最初はいちいち度肝を抜かれていましたが、その肝が座ってきてしまい、ちょっと慣れてきてしまいました・・・。

フランスの文化に慣れて、多少は当たり前になってきつつあるのですが、忘れないように初心に戻って「日本・フランスの文化の違い」で衝撃だったことを書いていきたいと思います。

せっかくなので、私にしか書けない記事を書きたいものです。

なので考えました。

「バイヤーが語るフランスの衝撃だったこと5選」と題して、日本と少し(いや、少しじゃないな・・・)違う文化をご紹介したいと思います。

絶対に謝らないフランス人店員

フランス人って、基本的に謝りません。

例えば買い付けをするお店に、事前に電話で在庫確認をして「今から買いに行くので取り置きお願いします。」っていうとします。

間違いのないように、商品のカラー・サイズ・品番など3回くらい確認してからいきます。

が、わざわざ遠くの店舗まで行って、いざ買おう!と思っても取り置きされていた商品のサイズも色も違う、とかね・・・。

なんだか電話越しに、適当そうな雰囲気がしたので、3回確認したけれど・・。

または、「さっき他の人に売っちゃったわ!」とかもありました。。

ふふふ・・。

そんな時も、店員から謝られることはありません。

「大丈夫だよ!」とか言われます。何も大丈夫ちゃうわ・・・。

渡仏したてのとき、不思議に思ってフランス人の友だちに聞いたことがあるのですが、

フランスでは、子どもの時から、もし何かやってしまったら言い訳をするように育てられるらしいのです。

そしたら、「ちゃんと自分の考えを持っていて、意見を言えてすごいね」とその部分は親に褒められるらしいのです。

(違っていたら、ぜひ教えてください。)

意見を言えるということは、確かに素晴らしいことだと思いますが、少しミスに対しての責任感も欲しいところ・・。

店舗に買いに行くと、おしゃべりが止まらず1時間半買い付け

商品の買い付けは、基本的にスタッフにお願いしているのですが、いろんな思いがあって、店舗に自分で買いに行く時もあります。

買うものは決まっているので、忙しい時は、この店舗で買い付けを20分でして、次の店舗に15分で、とかスケジューリングを考えていくのですが、時間内に終わったことがありません。(笑)

日本人の店員さんだったら、雑談と、必要なことを話しても割りと短く終わるのですが、こちら育ちの店員だと、なぜか1時間かかります。いつも店を出た時は何を話したっけな?と覚えていないくらいなのですが、なんか時間かかりますね。

みんな、おしゃべりが大好きです。

マイルールを適用する店員。知らなかったら「ない」と答えられる

日本だったら、ある程度その会社で決められたマニュアルに沿って、お客さんに接すると思います。

ですが、フランスでは、割と店員さんによって対応が違います。

「この商品の在庫ありますか?」と聞いた時の対応も十人十色。

・店員だけが見れるお店のシステムを使って調べてくれて、自分のお店になかったら、他のお店まで調べてくれる、そして予約までしてくれる

・システムで調べてくれて、なければどこのお店にあるか教えてくれる

・システムで自分のお店にあるか調べてくれて、あるかないか、教えてくれる

・多分ない、と思ったら何も調べず「ない」と答える

・早く家に帰りたいから「ない」という

など・・・。

お店で聞くのがやぱり正確なのでわざわざお店まで出向いても、早く仕事を終えてクラブに行きたい店員さんに当たると、わざわざきた意味がない・・・。みたいなこともあります。

人によって対応が本当に違うので、「どの店員に対応してもらうか」、はバイヤーとしての天命が分かれるところです。

購入したアイテムの盗難に注意!メトロでは衝撃のスリが起っている

フランス・パリは、スリが実は多いのです。

美しいイメージのパリですが、ネガティブな要素もあります。

それは、治安が悪いこと。

メトロ内でもスリはけっこうあります。

一緒にメトロに乗っていた友達が、目の前で財布を盗られたこともあります。

しかも、そのときは中身だけ抜き取って、財布は返してきたんですよね。

 

衝撃。多少の良心が、残っていたのでしょうか・・・。謎の良心・・・。

で、犯人である中学生くらいの彼女は、さっと電車を降りて行った。

華麗すぎて、全く追いかけられませんでした。

そんなメトロなので、購入した商品を口をあけて無防備に持って帰るのは危険です。

私はスーパーのエコバックとかで二重にして、商品だとわからないようにして欲しい、と買い付けてくれるスタッフには伝えています。

被害にあったことはありませんが、買い付け後は要注意です。

突然気分で閉まる郵便局のワナ

こちらの記事にも書いていますが、

 

パーソナルバイヤーが避けては通ることができない、郵便局。

日本へ配送するときは、郵便局から送ることも多いです。

そんなフランスの郵便局様、バカンスが近づくと、さりげなく営業時間が短くなります。1時間早まったり、2時間早まったり。

普段から、急遽営業時間変更はわりかし当たり前です。

当日に、当日の営業時間変更の張り紙を貼る。(笑)

荷物を持って、入り口の前で唖然のしている人を何度も見たことがあるし、かくいう私もそんな経験をしている一人です。

また、先日驚きの体験があったのですが、取りに行きたい荷物があって、郵便局に行ったら、「明日届くからまた明日来てね、あー、でも、暑いから閉めるかもね」って言われました。

・・・?

暑いからシメル?

そういう、日本の常識で考えるとおよそ考えたこともないような現実が、カウンターパンチ並みの衝撃でやってきます。

 

 

バイヤーとして、フランスにきて驚いたことは、1記事だけでは書ききれませんが、5つ挙げるならばこんな感じかなー。

おじいちゃんおばあちゃんが当たり前にイチャイチャしている、とかバイヤーにあまり関係ないことも色々書きたかったのですが、盛り上がっちゃうのでこのへんでね。

ではまたね〜。

良い1日を!(Bonne journée!)

Saki

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パリ在住のジャーナリスト、ファッションバイヤー。
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