ヨーロッパはバカンスシーズン!フランスの郵便局の衝撃の事情【BUYMA配送】

こんにちは。
フランスはすっかりバカンスに入り、パリはいつもより人が少ないです。
お店もがっつりおやすみに入り「3週間ほど休みます。」の張り紙がちらほら。
そんな時にバイヤーが気をつけておきたいのは、いくつかあるのですが、特に
ヨーロッパ・フランスの郵便事情です。
目次
ヨーロッパのバカンスの時期は?
日本にも夏休みはありますが、ヨーロッパのバカンスは驚くほど長いです。
はじめて聞いた時は、「えっ??そんなに休む??え?へぇ〜・・・」って余韻が残るほど驚きました。
だいたい長くて7月の終わりから8月いっぱい、平均は8月2週目くらいから8月いっぱい、のイメージです。
約3〜5週間くらいですかね。
羨ましいですよね。日本は、夏休み「1週間〜10日間」くらいだよ。とヨーロピアンの友達に言うと、たいてい「C’set pas possible!(ありえない)」と言われます。
私が会社員の時は、たしか夏休み3日とかだったので、それも恐る恐る言うと「Horrible・・・(こわ)」と絶句されます。
文化の違いがあるんですね。アメリカなどもバカンスはありますが、ヨーロッパみたいにこんなに長くはないようです。
アメリカもしっかり有給休暇は取り切る、という文化はちゃんとあるので短くはないみたいですが。
4月頃から「フランス人の友人や店員には、今年のバカンス、どこ行くの??」と言われるくらい。早いはやい。(笑)
春から浮き足だっているヨーロピアンが、眩しくも見えます。(笑)
みんなが浮き足立つ、通常ではないバカンスのこの時期。
ここで、バイヤーが気をつけたいのは、重要な配送に関わる「郵便局」のことじゃないかな、と思います。
フランス郵便局La posteって
フランスの郵便局は「la poste」と言います。
こんな黄色くて丸いマークを街で見かければ、それは郵便局。日本でいう「日本郵便」です。
パリ市内なら、だいたい半径800m圏内に2〜3局あります。
パリ郊外だったら、500m圏内に1局、くらいです。
日本と同じ軽量方法。重さによって配送料が変わります。
ここLa posteから、日本までの国際配送ができます。 (配送方法は、international colissimoって名前です。)
2つ種類があるのですが、基本的にはこの茶色いダンボールの方で送ります。
ダンボールはXSからXXLまであります。XS、Sは小物、Mはお財布など、L,XLは靴やら服やらが入る大きさです。
最近XXLが新登場しましたが、大きいものも送れるので便利・・・。(サイズは写真のダンボール左下に書いています。)
配送料ですが、
500gまでは23.5ユーロ、
500〜1kgまでは26.5ユーロ
1kg〜2kgまでは36.5ユーロ
2kg以上は53ユーロになります。
もし荷物が7kgを超えると、料金が一律になる赤いダンボールの方を使った方がお得です。
(この一番下のダンボールのことです。)
国際配送は遅延する、と思っておいた方が良い
日本国内なら、「大阪から東京へ送るなら、配送日数は1日」など、出ますよね。
フランスから日本へは国際配送で国をまたぐので、正確な日数が出ません。空港・税関を通るので、そこでどれくらいチェックに日数がかかるかは、時期や荷物によるのです。
夏はまだあまり遅れず、平均的な日数である6〜12日です。
ただ、冬はめっちゃくちゃ遅延します。海外買い付けをするなら、それは念頭に置いておいた方が良いです。
オンライン買い付けは届くまでたらい回しの可能性アリ
BUYMAにはいろんな仕入れ方法がありますが、海外買い付けをされている方は、オンラインサイトからの購入をされている方も多いかと思います。
お店に買いにいかず、ネット上で注文を済ませ商品の受け取りをするのは、パリでは少し、至難の技な時があります。
たいていはうまく届くのですが、時々・・・。
一軒家は基本大丈夫ですが、特に、アパルトマンなら届きづらいことがあります。
なぜなら、この記事にも書いていますが・・・相当たらい回しになる時があるので、
http://maisondefreelance.com/area-apartman-paris
(記事↑パリはどこに住めばいい?オススメ地区とアパートの特徴)
エレベーターなしの4階以上に住んでいる方とか、郵便受けがない方とか、お気をつけくださいませ。
私は最近「明日来る」の荷物を4日くらい待ちました。。
いちいち行くのが面倒!日本みたいに集荷はかけられるの?
結論から言うと、集荷はかけられるけれども、どのバイヤーも利用していません。
理由は・・・いつ来るかわからないからです。(笑)
日本なら、今日の15〜18時に集荷にきてほしい、というと、ぴったりその時間内にくるので、その時間帯だけ家にいればいいですが、パリでこの日に集荷をかけたい!と言っても、何時に来るか、わからないし、ちゃんと来るかわかりません。
なので1日中家で「いつかな、いつかな・・・来んのかーい!」って待たないといけないので、それだったら、もう郵便局行っちゃえ!ってなります。
他の民間配送会社もあるけれど配送料が高い、でも早い
La posteの他にも、Fedex,Ups,DHL,パリヤマト宅急便など各種民間配送は他にもありますが、
業務契約しておらず、個人利用で使うのなら、めっちゃくちゃ高いです。べらぼうに。
平均的にですが、お値段は4倍くらいはします。でも、届くのはかなりはやいです。
3日とかで、地球のほぼ裏側の日本に着いちゃいます。
La posteは、先述した通り平均6〜12日です。
フランス郵便局La posteの夏
そんなLa posteさん、夏もやってくれます。
バカンスが近づくと、さりげなく営業時間が短くなります。1時間早まったり、2時間早まったり。
普段から、急遽営業時間変更はわりかし当たり前です。
当日に、当日の営業時間変更の張り紙を貼る。(笑)
荷物を持って、入り口の前で唖然のしている人を何度も見たことがあるし、かくいう私もそんな経験をしている一人です。
また、先日驚きの体験があったのですが、取りに行きたい荷物があって、郵便局に行ったら、「明日届くからまた明日来てね、あー、でも、暑いから閉めるかもね」って言われました。
・・・?
暑いからシメル?
(だいたいのLa posteには無料wifiがあります。)
そんなこともあると知った、パリ2018年夏です。
そんな私、たらい回しにされてやっと届いた商品がサイズが違っていたので、今からまた郵便局に返送に行ってきます・・・。
そんなこともあるので、フランスやイタリアなどヨーロッパに買い付け外注さんがいる方は、もし外注さんが
「暑いから閉まっているそうです」
「届きそうなのですが、なかなか届かないんです。」
と言ってきても、
頭ごなしに「え?そんなことないでしょ!」と思わずに「ふむ・・フランスやイタリアのことだからあり得るな、、詳しく理由、事情を聞いてみよう。」と思ってくだされば幸いです。
ではでは、またね。
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